レイヤーメニュー、プロパティメニュー、チャンネルメニューの使用(ProVersionのみ)
モーション計算スクリプト内におけるレイヤーやパラメータを簡単に置き換えるには、レイヤー、プロパティ、チャンネルの各メニューを使って、レイヤー、プロパティ、またはチャンネルを選択し、選択した要素に対してスクリプトを実行します。この方法により、異なるレイヤーやコンポジションに対してスクリプトをすばやく実行することができます。 これらのメニューを使うスクリプトを作成するには、1つまたは複数の置き換え関数を使います。 それぞれの関数では、2セットあるメニューのどちらを使うかを指定する必要があります。最初のセットのメニューを使う場合は括弧内に1を入力し、2番目のセットを使う場合は括弧内に2を入力します。スクリプトに6つのメニューすべてを使う必要はありません。使われていないメニューにおける選択はすべて無視されます。一般に、置き換え関数は、value ()関数やvelocity ()関数などのように、変数としてレイヤー、プロパティ、またはチャンネルを必要とする他の関数内で使われます。例えば、次の例では、pop_layer ()関数がvalue ()関数の中で使われています。 delta = value(pop_layer(1),position) - value(pop_layer(2),position); 上の例では、最初のレイヤーメニューで選択されたレイヤーの位置値を取得し、これから2番目のレイヤーメニューで選択されたレイヤーの位置値を減じています。キーフレームを作成する場合は、置き換え関数を代入文の左辺で使用することもできます。次の例では、最初のレイヤーメニューで選択されたレイヤーの回転キーフレームが作成されます。 value(pop_layer(1), rotation) = ang; 置き換え関数を使うと、最大2レイヤーのプロパティとチャンネルを選択することができます。以下に示すように、両方のメニューセットで、レイヤー、プロパティ、またはチャンネルの一覧を表示することができます。 3番目のレイヤーを選択する必要がある場合は、スクリプト内に、レイヤー名を入力するための変数を作成することができます。Spanスクリプトの例を参照してください。 |